老い

身近な人が老いていく姿を見るのは、けっこう辛いです。
大好きな人が、おかしくなっていく姿を見るのは、辛いです。
本人もそれを分っている。
でもどうすることも出来ない。
見ている方も、本人も、とても辛い。
本当は見せたくないし、本当は見たくない。
どうしたら良いんだろう。
どうしたら治るんだろう。
でも治るものじゃないから、やっぱりどうしようもない。
日々、過ぎていくのを感じながら、症状はどこまで行くのだろう、この状態がいつまで続くのだろうと考えます。
痴呆は、痛いです。分らなくなっていく本人も、その分らなくなっていく時が、怖いし、痛いんだと思います。

分らなくなっていった方が本人は幸せなんだろうか。
でも、まったく分らなくなることなんてあるんだろうか。
何処か、分っているような気がします。

本人も、周りも、たくさんの人の手を借りて、やっと笑顔になれます。
たすけてくれる手があるなら、その手を大事にしてほしい。


[本日も晴れ。異状なし]